ペイント日記

錦帯橋を渡って
2012年10月31日
館内には 甲冑、武器、輿入れ道具、古地図などが展示されていて 見答え十分。
兜は武将の思い思いの斬新な意匠が施されていて面白い。
兜の上に付いた「蜻蛉」、「蝶」、「龍」、「日輪」は対峙する敵を威嚇、 味方には一目で「どこぞの誰平」と確認できたであろうなどと想像すると 私の目前を颯爽と馬にまたがり、鎧兜を煌めかせて戦に向かう吉川家の猛将が通り過ぎて行く。
やはり 一番 興味を引いたのは 当時のお道具の蒔絵の見事さ。
若き姫君が輿入れの際に乗って来られた御駕籠、 生涯 愛用されたであろう鏡台、手鏡など生活道具に蒔絵装飾が施され、その格式の高さ、美しさは 日本の独自の装飾技術の最高峰であると素直に思わされる。
いつつ橋を戻り 橋のたもとの 「平清」へ。
心待ちしていた 岩国名物 「岩国寿司」をいただき、さくさくとした 蓮根の食感に大満足。
錦帯橋 沿革
1673年 (延宝元年) 鍬初め式 - 第3代藩主 吉川広喜公
のち 幾度かの流失を経て、
1951年 (昭和26年) 昭和の再建工事起工
1953年 (昭和28年) 渡り初め式
2001年 (平成13年) 平成の架け替え工事起工
2004年 (平成16年) 平成の架け替え工事、完成式及び渡り初め式